財務会計と与信管理を一日で学ぶ若手社員研修
午前はB/S・P/L・C/Fの読み方と財務分析、午後は与信管理・企業分析・回収サイトの考え方へ。会社の数字を取引先の信用リスクに結びつける研修。
研修の目的
入社3年目の若手社員を対象に、会社の数字を読み解く基礎と、取引先の信用力を見極める視点を同じ日に学ぶプログラムです。
午前に財務3表の構造と基本的な分析手法を確認し、午後は売掛金の回収リスク、取引条件、定性・定量分析、信用不安時の対応へとつなげました。
研修カリキュラム
午前は財務会計、午後は与信管理を学び、決算書の理解を取引先の信用リスク評価につなげます。
1.イントロダクション
(1)講師の紹介
(2)研修のゴール
2.財務諸表の基礎知識
(1)財務諸表の意義、目的
(2)財務3表の基本構成
(3)複式簿記の仕組み
3.貸借対照表
(1)B/Sの3要素の説明
(2)有名企業のB/Sを図にする実習【演習】
(3)B/Sの勘定科目の説明(重要ポイントのみ)
(4)B/Sの科目の仕訳例の紹介
(5)有名企業2社の安全性を比較する問題【演習】
(6)分析結果の発表と講師による解説【演習】
休憩
4.損益計算書
(1)P/Lの売上高と5つの利益の説明
(2)有名企業のP/Lを図にする実習【演習】
(3)P/Lの勘定科目の説明(重要ポイントのみ)
(4)P/Lの科目の仕訳例の紹介
(5)有名企業2社の収益性を分析する問題【演習】
(6)分析結果の発表と講師による解説【演習】
休憩
5.キャッシュ・フロー計算書
(1)3つのC/Fの説明
(2)有名企業のC/Fを図にする実習【演習】
(3)3つのC/Fの具体例の説明
(4)3つのC/Fのプラスとマイナスの意味の説明
(5)フリー・キャッシュ・フローの活用方法の説明
(6)有名企業3社のキャッシュの状況を分析する問題【演習】
(7)分析結果の発表と講師による解説【演習】
6.財務3表相互のつながり
7.F/Sの入手方法
1.イントロダクション
(1)研修の概要説明
2.与信管理の基礎
(1)与信の意味、回収サイトと入金サイトの説明
(2)与信管理の重要性(貸倒れによる影響の考えるワーク)【演習】
(3)取引の全体像の把握方法についてのワーク【演習】
(4)与信金額の算出方法の説明
(5)手形の基礎知識(重要ポイントのみ)
休憩
3.企業分析
(1)企業分析の目的
(2)格付け制度
(3)定性情報についてのグループディスカッション【演習】
(4)定性情報の解説(事例を交えながら)
(5)自己資本比率の比較問題と解説【演習】
(6)流動比率の留意点に関する問題と解説【演習】
休憩
3.企業分析(続き)
(1)総資産回転率を使った異常値発見ワーク【演習】
(2)回転期間分析の説明
(3)粉飾決算の問題【演習】
(4)発表と講師による解説【演習】
休憩
4.信用不安への備えと対応策
(1)債権保全
(2)緊急時の債権回収策
5.実務で使えるウェブサイト
6.まとめ
本日の振り返り&質疑応答
演習・ワーク
財務3表を図にして比較する
貸借対照表の安全性比較、損益計算書の収益性分析、キャッシュ・フロー計算書から企業の状況を読み解く演習を行います。
貸倒れが起きたら自社に何が起きるか
未回収債権の損失・資金繰りへの影響や、与信金額を取引条件から算出するワークを扱います。
信用不安の兆候を数字から見抜く
自己資本比率、流動比率、総資産回転率、売上債権回転期間などを使い、取引先の異常な兆候を検討します。
設計の工夫
- 午前3時間30分の財務会計と午後3時間40分の与信管理を一日で連結。
- 図解と企業比較、与信金額の算定を通じて「数字を使う」経験を重視。
- 回収サイトの長期化リスクだけでなく、回収期間短縮の効果も扱う。
導入のヒント
若手社員に決算書の読み方と取引先の信用リスクを同時に学ばせたい企業に適した構成です。実際の研修では入社3年目社員を対象とし、午前・午後で内容を明確に分けました。
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